魚貝類や海藻類などの水産動植物を

2010年1月20日

採捕する際に用いる網や釣り具などの器具を漁具。

漁具は広い意味では主漁具、補助漁具、副漁具に区分され、それらは漁船単位で体系化され機能しているが、一般的には主漁具のみを単に漁具とよんでいる。

主漁具は直接漁労に使われて主要な役割を果たす器具で、網漁具、釣り漁具、およびそれら以外のすべての漁具を含む雑漁具の三つに分けられる。

補助漁具とは、集魚灯、魚群探知機、漁具監視機器など主漁具と併用して漁労効果を有効確実にするために用いられる機器であり、副漁具とは各種のウィンチ、揚網機、揚縄機など、主漁具の操作を迅速かつ容易にして操業能率をあげるために用いる機器の総称であって、今日では漁労機械とよばれている。

延縄は釣り漁具の一種で

2009年12月29日

日本古来の漁具で、その発祥は古い。

『古事記』『日本書紀』にある千尋縄(ちひろなわ)とは、現在の延縄の原形であると考えられている。

延縄とは、連続した縄漁具に多数の枝(えだ)縄を結着させ、その先端に釣り針を取り付けて魚類を釣り上げる構造で、漁獲対象とする魚種の生息水深によって浮(うき)延縄と底(そこ)延縄に大別される。

浮延縄が潮流に流されるままに漁具が移動するのに対して、底延縄は海底に錨(いかり)などで漁具を固定して底生魚類を漁獲対象としている。

延縄一組の漁具は、1本の幹(みき)縄、釣り針を着装した数本から数十本の枝縄および浮子(あば)(浮子玉)を取り付ける浮縄(うけなわ)によって構成されていて、この一組の漁具を鉢(はち)とよび、一般に浮子玉間の間隔を1鉢とよんで漁具の単位としている。

これは従来、延縄を300メートルごとに籠(かご)に収納していたことから、延縄単位を1鉢、2鉢としたことに由来する。1回の操業に数鉢から数百鉢用いる。

漁具を設置するときは、船を一定針路に保ち全速で航走しながら船尾甲板から大旗、浮子玉、ボンデン竿(ざお)、浮縄、幹縄(みきなわ)、枝縄の順に投入する。

漁具投入後3~4時間縄待ちをしてから漁具の揚縄(あげなわ)作業を行う。

従来は1鉢ごとに延縄を分離したが、昭和50年代(1975~84)に入ると延縄を連続して巻き取るリール式、あるいは直接漁具庫にコイルして収納するワインダー方式が普及し、大幅な労働の省力化に成功した。

会計事務所 インテリア ミラー